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Clash クライアント選び方ガイド

同じ Clash クライアントでも、違いは主に5点に集約される:内核の系統、対応プラットフォーム、開発状況、設定機能の柔軟さ、そしてUIの方向性。本ページではダウンロードセンター収録の8製品を並べて比較し、まず比較表、続いて各製品のレビュー、最後に4つの利用シーン別のおすすめをまとめた。インストール前に選択を固められる内容になっている。

カタログ番号 CL-02 · 収録8製品 · 更新日 2026-08-01

CL-02.1比較表

6つの観点を横並びで確認できる。画面が狭い場合は表を横スクロール。

対応プラットフォームインストール可能なOSの範囲。複数端末を使う人はまずここを確認したい。
内核オリジナルのClashと mihomo(Meta系)ではプロトコルやルール機能に大きな差があり、サブスクの互換性に直結する。
開発状況「活発に開発中」と「開発終了」の2区分のみ。開発終了は、プロトコルの進化やOS対応が追随しないことを意味する。
導入難易度インストールから初回接続までに必要な操作量と理解コスト。低・中・高の3段階で表示。
特徴他製品と比べた差別化ポイント。設定拡張、UIカスタマイズ、クロスプラットフォームの一貫性など。
向いている人上記の観点を総合した定性的な分類。詳細は各製品のレビューを参照。
クライアント 対応プラットフォーム 内核 開発状況 導入難易度 特徴 向いている人
Clash Plus Windows / macOS / Android / iOS mihomo 活発に開発中 4プラットフォーム共通UI、サブスク登録もウィザード形式 初めて使う人・複数端末で使う人
Clash Verge Rev Windows / macOS / Linux mihomo 活発に開発中 Merge/Script による設定拡張、TUN管理も充実 デスクトップ上級者
FlClash Windows / macOS / Android / Linux mihomo 活発に開発中 Flutterでクロスプラットフォーム対応、デスクトップとモバイルの操作感が統一 複数端末で軽く使いたい人
Clash Nyanpasu Windows mihomo 活発に開発中 UIテーマのカスタマイズ、スクリプトによる拡張 UIをカスタマイズしたいWindowsユーザー
Clash for Windows Windows オリジナルClash 開発終了 かつてのデスクトップ定番、情報や資料が多い 既存ユーザーのみ
Clash Meta for Android Android mihomo 活発に開発中 内核に近い設定項目、きめ細かな制御が可能 Android上級者
Surfboard Android 独自実装、Clash設定形式に対応 活発に開発中 UIがシンプル、バックグラウンド負荷が低い Android軽量ユーザー・古い端末
ClashX Meta macOS mihomo 開発終了 メニューバー常駐、リソース消費が少ない 既存のMacユーザーのみ

開発状況は各プロジェクトのリポジトリの活動状況に基づく定性的な表記であり、バージョン番号やインストーラーはダウンロードセンターのリアルタイム解析結果を正としています。本表には具体的なバージョンは記載していません。

CL-02.2製品レビュー

1製品につき1枚のカード形式で、位置づけ・トレードオフ・移行先をまとめた。ダウンロードセンターへの掲載順に並べている。

分類番号 CL-02.2-01 · クライアントレビュー

Clash Plus

第一候補
Windows / macOS / Android / iOS 内核 mihomo 活発に開発中

ダウンロードセンターの全プラットフォームの中で最初に挙がる製品。4つのOSでUIが統一されており、サブスクリンクを貼り付ければ導入ウィザードが解析を代行し、ポリシーグループやルールのページには日本語含む多言語表記がある。内核は mihomo で、一般的なプロトコルやルール種別を広くカバーする。iOS版はApp Store経由で配信され、公式サイトは clashplus.io。初めてClashに触れる人にとっては「インストール→サブスク登録→接続」までの手順を最短化できる。複数端末を使う人にとっては、1つの操作方法を4つのプラットフォームで使い回せ、設定ファイルも個別に管理する必要がない。

分類番号 CL-02.2-02 · クライアントレビュー

Clash Verge Rev

おすすめ
Windows / macOS / Linux 内核 mihomo 活発に開発中

デスクトップ向けの上級者選択であり、Linux向けとしても推奨できる製品。特徴は設定機能:Merge と Script という2段階の設定拡張により、サブスク本文を変更せずにルール追加やポリシーグループの書き換えが可能。TUNモード、システムプロキシ、サービスモードの管理項目も充実している。メニューの密度は初心者向けクライアントより高く、初回利用時は各スイッチの意味を理解する時間が必要だが、その分デスクトップでは現時点で最も緻密な制御が手に入る。他のクライアントから移行する場合、既存のClash設定をそのまま利用できる。

分類番号 CL-02.2-03 · クライアントレビュー

FlClash

Windows / macOS / Android / Linux 内核 mihomo 活発に開発中

Flutterベースのクロスプラットフォームクライアントで、デスクトップとモバイルでUIと操作感が完全に統一されている。初期設定のままで接続可能で、ポリシーグループの切り替えやノードの遅延テストといった高頻度の操作もトップ画面から行える。機能の深さはClash PlusとVerge Revの中間的な位置づけで、前者よりやや調整項目が多く、後者よりやや上級向けオプションが少ない。スマホとPCの両方を使いたいが、2種類のUIを覚えたくない人に向く。ただしiOSには対応していないため、iPhoneユーザーは別の製品を検討する必要がある。

分類番号 CL-02.2-04 · クライアントレビュー

Clash Nyanpasu

Windows 内核 mihomo 活発に開発中

Windows向けのカスタマイズ性重視のクライアント。UIのテーマ、レイアウト、配色を細かく調整でき、スクリプトによる設定処理の拡張にも対応する。機能面ではVerge Revと重なる部分があるが、方向性は異なる:NyanpasuはUIの表現力や個性化をより重視し、長く使い込む作業台としてクライアントを育てていく発想を持つ。見た目や操作フローにこだわりたいWindowsユーザーに向く。インストールしてすぐ使いたいだけなら、初心者向けクライアントのほうが近道。

分類番号 CL-02.2-05 · クライアントレビュー

Clash for Windows

開発終了
Windows 内核 オリジナルClash アーカイブ保存

長らくWindowsデスクトップの定番として使われ、チュートリアルやコミュニティでの議論も最も多く積み重なっている製品。開発は既に終了し、内核はオリジナルのClashのまま止まっているため、新しいプロトコルやルール種別への対応は進まず、一部の新しいサブスクは正しく解析できないことがある。既存ユーザーは現状の設定を使い続けることができるが、これから新規に導入するのは推奨しない。Clash for Windowsの代替を探す場合、Clash Verge RevやClash Plusへの移行が最も一般的で、設定ファイルは同じClash形式のため移行コストも低い。

分類番号 CL-02.2-06 · クライアントレビュー

Clash Meta for Android

Android 内核 mihomo 活発に開発中

Android向けの内核に近い操作感を持つクライアントで、設定項目はほぼ mihomo と一対一で対応する:DNSポリシー、TUNネットワークスタック、ルールのマッチング挙動まで個別に調整できる。UIは機能優先で設計されており、初期状態でも過度な簡略化はされていないため、初回接続前に設定ファイルの構造を一定程度理解しておく必要がある。Clashの設定に慣れていて、Android上で細かい制御をしたい上級者に向く。初めて使う人はClash PlusやFlClashから始めるほうがスムーズ。

分類番号 CL-02.2-07 · クライアントレビュー

Surfboard

Android Clash設定に対応 活発に開発中

Android向けの軽量な選択肢で、独自実装ながらClash設定形式に対応しており、サブスクを登録すればそのまま使える。UI項目が少なくバックグラウンド負荷も低いため、古いスマホやメモリの少ない端末でも安定して動作し、長時間の常駐でも電池への影響が小さい。その代償として高度な設定機能は限られており、複雑なポリシーグループ、スクリプト系の要件、一部の新しいプロトコルパラメータには対応していない。「入れてすぐ使う」ためのAndroidの補助的な選択肢という位置づけで、メインのクライアントと併用しても問題ない。

分類番号 CL-02.2-08 · クライアントレビュー

ClashX Meta

開発終了
macOS 内核 mihomo アーカイブ保存

macOSのメニューバー常駐型クライアントで、メインウィンドウを持たず、ステータスバーからサブスクの切り替えやモード選択を行う。リソース消費が少なく、控えめな作りが特徴。開発は既に終了しており、今後のmacOS対応や内核の更新には追随しない。既存ユーザーは現状のまま使い続けることができ、設定も引き続き利用可能。新規にMacを使う場合はClash PlusまたはClash Verge Revを選んだほうが、機能面・開発状況の両方で安心できる。

CL-02.3シーン別おすすめ

利用シーンごとにカードで確認できる。4つのおすすめは、よくある4種類の質問に対応している。

シーン1:Clashを初めて使う そのままClash Plusを選べばよい。4つのプラットフォームすべてで同じUIが使われ、サブスクを貼り付ければ導入ウィザードが処理を引き継ぐため、設定ファイルの構造を理解する必要はない。インストール後はチュートリアルページの「サブスク登録→モード選択→接続確認」の3ステップに沿えば、通常数分で初回接続まで完了する。ポリシーグループやルールといった概念に慣れてきたら、より上級者向けのクライアントが必要かどうかを検討すればよい。
シーン2:上級者向けカスタマイズと細かい制御 デスクトップならClash Verge Revを選ぶとよい。Merge/Scriptによる設定拡張、TUN管理、サービスモードまで一通り揃っている。UIの表現力を重視するならClash Nyanpasuも選択肢で、機能面は重なるが方向性は異なる。Android版はClash Meta for Androidを選び、設定項目が mihomo 内核と一対一で対応している。このクラスのクライアントに共通するのは、使用者に制御権を返す設計であること。その分、各スイッチの意味を理解する意欲が前提になる。
シーン3:複数端末を一括管理したい スマホとPCをまたいで使うなら、まずクロスプラットフォームの一貫性を優先したい。FlClashはWindows・macOS・Android・Linuxの4つに対応し、UIも完全に共通。iPhoneやiPadも端末一覧に含まれる場合は、iOSまで対応するClash Plusのみが選択肢になる。どちらも同じClash設定を使えるため、端末を変えても操作を覚え直す必要がなく、サブスクの管理も一箇所で済む。
シーン4:古いPCや古いスマホで使う スペックに余裕がないWindows機なら、UIの負荷が軽いFlClashを選びたい。Androidの古い端末ならSurfboardが向いており、バックグラウンド負荷が低く常駐も安定している。注意点として、リソースを節約したいからといって開発終了済みのClash for Windowsを入れるのは避けたい。新しいサブスクの解析に穴があり、節約できたはずのメモリ以上に、トラブル対応の時間を失うことになる。

CL-02.4選び方の結論

決めきれないときは、このカードの結論に沿って選べばよい。

結論番号 CL-02.4-01 · 2026-08-01

総合的な第一候補:Clash Plus

対応プラットフォームの広さ、導入コストの低さ、mihomo 内核によるサブスクとルールの互換性——この3点いずれも収録クライアントの中で最上位に位置する。まずこれから始めれば選択を誤ることはない。より細かい制御が必要になった時点で、デスクトップならClash Verge Rev、Androidならクラッシュ Meta for Androidに移行すればよく、設定ファイルは同じClash形式のため移行コストはほぼかからない。